給湯器の水圧低下の原因と自分でできるチェック方法
給湯器の水圧が弱く感じられる原因には、給湯器本体の能力不足や配管・バルブの状態、部品の目詰まりなどが複合的に関係しています。まず家庭で確認できるポイントを整理します。
【給湯器の号数不足が原因?適切な号数の見極め法】
給湯器の号数は1分間に出せるお湯の量を示します。家族構成に合った号数を選んでいないと、お湯の使用ピーク時にお湯が不足し、水圧が弱く感じることがあります(例:4人家族なら24号)。
私の経験では3人家族に16号を使用していた家庭で、お風呂と台所で同時に使用して水圧が落ち、交換で24号にしたことで改善した例があります。
【フィルターやシャワーヘッドの目詰まりを疑おう】
給湯器下部の水抜き栓フィルターやシャワーヘッドのストレーナーが詰まることがあります。これにより流量が制限され、お湯の水圧低下につながります。
市販の歯ブラシやクエン酸浸けで清掃すると、不純物が除去されて勢いが戻るケースが多いです。半年に一回の定期清掃を提案した事例もあります。
自宅でできる簡易対策と交換検討のタイミング
ここではストレーナー清掃や止水栓調整など、自宅でできる対処法と、交換すべき状況の見極め方について説明します。
【止水栓・元栓の調整忘れで水圧ダウン!?】
元栓または止水栓が閉まりすぎていると、水圧が低下します。これらを適切に開けるだけで水圧が回復することがあります。
止水栓をシャワーを出しながら反時計回りに少しずつ開けることで流量が改善できます。工具を使う際は熱い場合もあるため注意が必要です。
【エコキュートなど貯湯式給湯器で水圧が弱く感じる理由】
貯湯式給湯器(エコキュートなど)は減圧弁により水圧を下げて貯湯タンクへ給湯するため、出湯時の水圧がガス直圧式より低く感じることがあります。
特に初期型のエコキュートでは勢い不足を感じる声が多くあります。高圧タイプへの交換や、号数見直しで改善する場合があります。
【給湯器本体の故障や配管トラブルも要注意!】
給湯器内部の劣化や配管自身の劣化、配管の太さ不足、減圧弁の設定不良、水道本管からの供給圧不足などは専門的な原因です。
特に築10年以上の給湯器を使用しているご家庭では、内部熱交換器の詰まりや部品劣化が進行して水圧低下が起こりやすいです。こうした場合は交換を検討すべきです。
まとめ
給湯器のお湯の水圧が弱くなる原因には号数不足、フィルターやシャワーヘッドの目詰まり、止水栓・元栓の調整不備、貯湯式給湯器の仕様、本体・配管トラブルなどが複数絡んでいます。家庭で対応できる対処法(掃除・調整)を試して改善しなければ、給湯器の交換を検討するときです。給湯器交換時には高圧タイプや号数見直し、最新機能搭載モデルを選ぶことで水圧改善だけでなく省エネ効果も期待できます。安心してお任せいただける施工と補助金制度の案内もございます。
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